小屋暮らしのハルさん 小屋暮らしのハルさん② 2017.06.02 rongkk よくもこんな時期に来たもんだ。 呆れた顔を露骨にみせた小屋の家主は、さ、早く入りなと、僕を手招きしてくれた。色んな木々がミルフィーユの様に折り重なった山小屋だった。 よくみると木材だけでなく岩も使われている。家主の性格だ…
小屋暮らしのハルさん 小屋暮らしのハルさん① 2016.08.21 rongkk 聞こえるのは蝉の鳴き声と、砂利を踏みしめる足の音。 暑さで溢れた汗が目に入り、意識がもうろうとしてきた。 「参ったな」という後悔の言葉が頭の中をループする。 秋にきたときの山道は紅葉も綺麗で足取りも軽かった…