【住人十色】2019年4月13日(土)放送内容は【兵庫県姫路市・生活スペースを減らしてコストダウン!わずか7坪の半分だけの家】姫路の狭小住宅が登場!設計事務所【 y+M design office 一級建築士事務所 吉本 英正・三宅 正浩(神戸市須磨区)】場所は?

番組データ

次回4月13日放送

生活スペースを減らしてコストダウン!
わずか7坪の半分だけの家

舞台は兵庫県姫路市。空間もコストも節約した「半分だけの家」を紹介する。
住人(アルジ)夫妻は半年前、姫路駅から徒歩10分の好立地に新居を構えた。外観は、一見すると工事中のような半分だけの家。元々、購入した古いオフィスビルをリフォームして暮らす予定だったが、中古ビルのリフォームではローンが組めないと判明。そこでビルを解体して家を新築するも、解体費や建設費がかさんでしまったため、ひとまず半分を住居スペースにして残り半分は将来増築可能なデッキスペースにすることに。こうして建坪は14坪ながら居住空間は7坪という、半分だけの家になった。
2階のメインスペースは、7坪とは思えないほど開放的なリビング・ダイニング・キッチン。その隣には、居住スペースと同じ広さのデッキスペースがある。将来お金が貯まればリビングとして増築する計画にしているが、現在はアウトドア気分が味わえる第2のリビングとして活用している。屋根は軽量で防水性に優れた繊維強化プラスチックのFRPを採用。コストカットになるうえ光が部屋に届き、空間に広がりが生まれるという。床は格子状で風通しは良いのだが、真下がガレージになっているため、物を落とすと車を直撃することに!
作業台も兼ねたステンレス製のキッチンカウンターは5メートルあり、快適に使えるよう明るいデッキ側に向けて設置。しかし、眺めが良すぎて通行人と目が合ってしまうという難点も。床材には病院やオフィスで使われるPタイルを使用。木材よりコストダウンできた上に、耐久性、耐水性に優れ、油や水汚れがサッと拭き取れる機能性にも満足しているという。
1階は寝室と水回り。風呂は広さが1畳しかなかったためバスタブはタテ置き!決して広くはないが、夫にとってはこの風呂が家の中で一番のお気に入りの場所なのだそう。
空間とコストを上手に節約しながら、快適に暮らす家を紹介する。

MBS『住人十色』

設計事務所 y+M design office