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2021年1月24日(日)兵庫県加古川市にある聖徳太子ゆかりの寺「国宝鶴林寺」で火災予防週間「古刹 国宝鶴林寺の文化財防火デー消防訓練」が実施されます。
聖徳太子ゆかりの寺「国宝鶴林寺」(兵庫県加古川市)で火災予防週間「古刹 国宝鶴林寺の文化財防火デー消防訓練」が2021年1月24日(日)実施されます。
当日は、自衛消防隊、消防団及び加古川市中央消防署の合同による、文化財防火デー消防訓練(通報・避難誘導・初期消火・救出・救護・搬出・各隊一斉放水)が実施されます。国宝鶴林寺での迫力ある放水訓練でインスタ映え必至。
同消防訓練は、一昨年に起きた文化財火災(フランス・パリのノートルダム大聖堂及び沖縄・首里城)で歴史上貴重な財産が焼失したことを受け、文化庁から国宝重要文化財等防災施設整備費補助金が交付、動力ポンプや易操作性消火栓の防火設備が新たに設置されたお披露目も兼ねている。
訓練の見どころは、鶴林寺自衛消防隊、尾上消防団及び加古川市中央消防署による本堂前での横一列の迫力ある横隊放水や、臨場感あふれる救出・救護訓練です。
刀田山「鶴林寺」(加古川市)について
鶴林寺(かくりんじ)は兵庫県加古川市にある天台宗の寺院です。加古川市街地に隣接していて、加古川市役所からだと徒歩で15分ぐらいの場所です。すぐれたもの、立派なものに与えられる呼び名の山号(称号)は刀田山(とたさん)。本尊に薬師如来を拝し、観音様をまつる寺院を巡る観音巡礼の一つ新西国三十三箇所第27番札所とされています。鶴林寺は、聖徳太子が開いた(開基)寺とされる伝承がある寺です。いつごろ建てられた寺なのか創建された時代については詳細がわかっていませんが、鶴林寺内には仏像をはじめとして・絵画・工芸・建築など、歴史的に貴重な国宝・指定文化財等が多く残っており、歴史的、学術的価値に応じて、平安時代建築で国宝の太子堂や本堂をはじめ、建造物では、常行堂(平安時代)、鐘楼(室町時代)、行者堂(室町時代)、護摩堂(室町時代)、絵画では、絹本著色聖徳太子像(鎌倉時代)、絹本著色慈恵大師像(鎌倉時代)、絹本著色阿弥陀三尊像(高麗時代)、絹本著色聖徳太子絵伝 8幅(鎌倉時代)など、彫刻では銅造聖観音立像(あいたた観音・飛鳥時代後期)、工芸では鼉太鼓縁(室町時代)、木造鶴林寺扁額(室町時代)、銅鐘(梵鐘・高麗時代)などの重要文化財など、国指定の国宝が2件、重要文化財18件、県指定文化財9件、市指定文化財16件があり、あわせて45件の指定文化財が現存しています。この文化財の数は 加古川市内で指定されている文化財87件の約半数をしめ、学術的な視点からも鶴林寺がこの地域では要所(重要な場所)であったことが伺えます。播磨地方有数の古寺としてその重要度から「西の法隆寺(聖徳太子が開基した寺のひとつ。ほかに聖徳太子が開基した寺として(聖徳太子建立七大寺)は法隆寺(斑鳩寺)・広隆寺(蜂丘寺)・法起寺(池後寺、尼寺)・四天王寺・中宮寺(尼寺)・橘寺(聖徳太子生誕地)・葛木寺(尼寺)がある)」とも言われています。また鶴林寺周辺は、整備され鶴林寺境内に隣接して鶴林寺公園がつくられており市民憩いの場所になっており、ジョギング、ウォーキング、子ども遊びなどに利用されています。また、C11形蒸気機関車が展示され鉄道ファンにも堪らない公園になっています。
加古川市 国宝鶴林寺 場所
火災予防週間「古刹 国宝鶴林寺の文化財防火デー消防訓練」開催情報
- 開催日:2021年1月24日(日)
- 時間:午前8時 30 分から午前9時まで
- 場所:国宝鶴林寺境内 地図
(住所:〒675-0031 兵庫県加古川市加古川町北在家424) - 対象(参加者) 観覧を希望される方
※マスクの着用など感染防止対策にご協力をお願いします。 - 定員 なし
- 参加費 無料
- 申込先・方法 なし
- 主催:鶴林寺・加古川市中央消防署
- お問合せ:加古川市中央消防署 予防係 (担当:碓永・栗山)電話:079-427-0173(内線 2110)
- 加古川市公式サイト:https://www.city.kakogawa.lg.jp/