【探偵!ナイトスクープ】に【小樽運河のバイオリンおじさん(京都府の女子中学生(当時14)からの依頼)】が登場!

番組データ

探偵!ナイトスクープ ~歴史に残る結末スペシャル~番組史に燦然と輝く珠玉の傑作4選を一挙公開!
2019年7月5日(金) 23時17分~24時12分 の放送内容

小樽運河のバイオリンおじさん
竹山 隆範
京都府の女子中学生(当時14)から。私が3歳の頃、北海道に家族旅行に行った。その時、小樽運河の橋の上でバイオリンを弾いているおじさんがいたのだが、生まれて初めてバイオリンを目の当たりにした私は、キレイな音色が小樽運河の景色ととても合っていて釘づけになり、その場から動けなくなった。旅行から帰ってからも、あの音色が忘れられなくて、それをきっかけに5歳からバイオリンを習い始め、14歳の今も続けている。あの時、おじさんが弾いていた「愛の挨拶」という曲も弾けるようになった。練習でどんなに辛いことがあっても、今まで続けてこられたのは、あのおじさんに出会えたからだ。お礼を言いたいので、11年前に出会った小樽運河のバイオリン弾きのおじさんを探してもらえないでしょうか、というもの。依頼者は、人生を変えてくれた“バイオリン弾きのおじさん”に会うことができたのか?スタジオ中が涙した感動作品。

公式HP
https://www.asahi.co.jp/knight-scoop/

 

小樽運河のバイオリンおじさんは今…?

3歳のときの家族旅行で小樽運河でバイオリンを弾いているおじさんを見つけた、そのおじさんに感化されバイオリンを始めた中学2年生から、おじさんに感謝を伝えたいという依頼が届いた。山田五郎はなんてキレイな依頼だと話した。

竹山隆範が依頼者の今井桃ちゃんを訪ねた。3歳の頃にみたおじさんのバイオリンからバイオリンを始めた桃ちゃんは、バイオリンを弾いていたおじさんに感謝と伝えたいという。そのときにみた「愛の挨拶」も弾けるようになったということで演奏してもらった。当時のビデオも残っていたがおじさんは少ししか映っていなかった。竹山はカーネル・サンダースのようだと語った。

一行はおじさんを探しに小樽市の小樽運河にやってきた。20年前からいるという男性に聞いてみると昔いたが今は見かけないと話していた。周辺に聞き込みを開始、おじさんがいたことはわかった。観光案内所でも聞いてみるとここ10年は見ていないという。案内してもらったライブハウスでも聞き込み、運河でギターを演奏していた浜田隆史さんによるとおじさんは「織田ゴム長」と名乗っていたという。10年くらい前から見ていないので今はわからないが日本野鳥の会に入っていることがわかった。日本野鳥の会 札幌支部を訪れた一行は支部長から本名を聞くことができた。おじさんは脳梗塞で倒れて現在も療養を続けているという。

おじさんのお姉さんに連絡を取って一行は療養を続けている函館に向かった。飛行機は雪のため欠航で電車で3時間かけて到着、函館共愛会でお姉さんの辻桂子さんに挨拶した。辻桂子さんは楽しみにしていたと話し、体の具合は4日ほど前から悪くなって食事ができていないと話した。当時バイオリンを弾いていた織田敏雄さんに挨拶し、竹山が桃ちゃんが見てバイオリンを始めたことを伝えた。桃ちゃんはバイオリンを続けてこれたのは織田さんのおかげだと感謝と伝えて10年前に聞いた「愛の挨拶」を演奏した。織田さんは当時依頼者と出会った翌年に脳梗塞で倒れた。織田さんは自分で作ったバイオリンを桃ちゃんにプレゼントした。