震災から28年目の耐震改修、全国最大規模 ~ポートアイランド住宅・941戸が想いを一つに~ 工事は総事業費18億円(うち市補助3億円)で、2025年3月に完了予定

震災から28年目の耐震改修、全国最大規模 ~ポートアイランド住宅・941戸が想いを一つに~ 工事は総事業費18億円(うち市補助3億円)で、2025年3月に完了予定

1995年に発生した阪神・淡路大震災では多くの建物が被害を受けました。この地震を機に建物の地震に対する安全性(耐震性)の大切さが広く認識されるようになりました。震災から27年以上が経ち、本市の住宅の耐震化率は94%と一定向上していますが、まだ耐震化されていないものが44,000戸あります。(H30住宅・土地統計調査から推計)
中でも、区分所有者の合意形成が必要となる分譲マンションは、耐震化がより困難です。そういった中、941戸という大規模な分譲マンションであるポートアイランド住宅(中央区)が、耐震改修工事を開始しました。
工事を行う管理組合は、13年越しの取組みにより、改修資金の確保や合意形成といった課題を乗り越え、全国最大規模の耐震改修工事に漕ぎつけました。工事は総事業費18億円(うち市補助3億円)で、2025年3月に完了予定です。

  • 事業者:ポートアイランド住宅管理組合
  • 場所:中央区港島中町3-1
  • 建物概要
    規模 :9棟・941戸・90,005平方メートル(うち工事対象 7棟・727戸・70,867平方メートル)
    構造 :鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
    築年数:約40年(昭和56年の建築基準法改正前の旧耐震基準で建てられている)
  • 事業概要(予定)
    総事業費:18億円(うち補助金3億円)
    事業期間:2022年12月~2025年3月
    工事内容:外付け鉄骨フレーム補強、柱補強、スリット工事など
  • 神戸市プレスリリース:https://www.city.kobe.lg.jp/a92551/818572150376.html