2018年6月14日(木)西宮市西宮神社で恒例「おこしや祭り」が開催されますよ!
御輿屋(おこしや)祭 十四日
このお祭りは、西宮神社の創建に関わる話から来ている大切な祭です。
昔々、今の西宮鳴尾の漁師が沖で漁をしていたところ、網に御神像が掛かったのですが、魚ではなかったので海に流して、今度は神戸の和田岬辺りで網を入れたところ、再び同じ御神像が掛りました。
これは恐れ多い事と思い、家に持ち帰りこれをお祀りしていたところ、ある晩「西の方に良き地があるのでそこに移りたい」との託宣があり、村人一同でえびす様の御神像を御輿に乗せて出発しました。
途中で一休みされたえびす様は、居眠りをされてなかなかお目覚めになりません。
困った漁師は神様のお尻をひねってお起しして、さらに西へ進み、今の西宮神社の地に落着かれたといわれています。
この一休みされた場所は、古くは四条辻と言い、札場筋と国道四十三号線の交差点脇にあり、御輿屋跡地と言い、六月十四日午後、本社よりえびす様をここに神輿でお遷しし御輿屋祭りを執り行い、 再び御本社へ御帰り戴き、当時の有様を再現する行事を行います。此の事は、元亀二年(一五七一)の『西宮殿年中御神事』の中に「五月十四日晩御戎四条辻御幸」とあり、この時代には既に行われていたようです。![]()