【住人十色】に【場所は香川県高松市。狭い・古い・三角形物件をリノベーションした家「三角の家」。デザイナー西岡司さん】が登場!

番組データ

次回6月1日放送

狭い・古い・三角形
売れ残り物件をリノベーションした家

舞台は香川県高松市。悪条件が揃った売れ残り物件をリノベーションし、快適に暮らす家を紹介する。
夫婦ともに地元の不動産会社に勤務する住人(アルジ)は、3年前に新居を構えた。まるで新築物件のようだが、元は塗装業者の作業場兼倉庫だった築50年の建物。ボロボロの外観は近所でも廃墟と言われていたほどで、しかも家の形は三角形。実は、勤めている不動産会社でずっと買い手がつかなかった物件だったが、住人(アルジ)が売るためのアピールポイントを探すうちに魅力を感じるようになり、妻にも相談せず購入したという。
メインスペースは3階。扉を開けると、細長い玄関が。元々住居用の建物ではなかったため、壁を取り付けて外廊下だった場所を玄関にしたのだという。玄関を抜けると、開放感のある18畳のリビングダイニングキッチンがあり、シンクの高さなどキッチンは妻のリクエストに応えた仕様に。部屋の床やキッチンのカウンターには安価ながらナチュラルな雰囲気に見える足場板を使用したのだが、妻にはひとつ不満があるようで…?
元の建物には2階と3階をつなぐ階段がなかったため、キッチンの奥側に新設した。階段を下りると水回りのスペース。壁を新たに取り付けて部屋を作り、洗面所や浴室を設置したという。
三角形の形がより際立つ屋上は、庭として活用。一部にデッキを敷き詰め、家庭菜園のスペースも確保した。
こうして売れ残り物件を快適な住まいへと変身させた住人(アルジ)は、その手腕を買われて県内でも問題になっている空き家を次々とよみがえらせている。中でも、築40年の空き部屋だらけだったアパートは、今やおしゃれな店が集まる注目のスポットに。アパートの一室には妻が店長を務めるかき氷店があり、夏場は行列ができるほどの人気だとか。
元は悪い条件しかなかった自宅が見事な変身を遂げ、妻は「最初の不安とは裏腹に住み心地が良く、満足している」と笑顔を見せる。自宅のリノベーションをきっかけに新たな一歩を踏み出した住人(アルジ)も「元々あったものを変えるだけじゃなく、それに人の価値観をプラスアルファするのがリノベーションかな」と語る。
人が住めなかった建物を快適な空間に変えた技の数々を紹介する。

MBS『住人十色』

三角形 売れ残り物件をリノベーションした家 デザイナー西岡司

  • 住所:地高松市塩上町3丁目
  • 構造:鉄筋コンクリート造 3階建て
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